AWS Snowball Edge Compute Optimizedが利用可能になりました #reinvent
コンニチハ、千葉です。
AWS Snowball Edge Compute Optimizedが利用可能になりました
AWS Snowball Edge Compute Optimized Is Now Generally Available
はじめに
AWS Snowball Edgeは、Snowball + コンピュート(m4.4xlarge相当)の機能が搭載されているデバイスです。 大量のデータをエッジ側(製造、工業、輸送など)やネットワーク利用できない環境(軍事、海軍など)で、処理(収集、機械学習、処理、保存)を行ったあとにAWSへ転送することができるデバイスです。
今回、AWS Snowball Edge Compute Optimizedが追加されたことで、デバイスが強化されました。より過酷なワークロードに対応できるようになっています。
今までのデバイスはSnowball Edge Storage Optimizedで、ストレージに特化していましたが、今回登場したデバイスは処理に特化したデバイスになっています。
デバイス比較
Snowball Edge Storage OptimizedとSnowball Edge Compute Optimizedのスペック比較してみました。
Snowball Edge Storage Optimized | Snowball Edge Compute Optimized | |
CPU | 16vCPU(m4.4xlarge相当) | 52vCPU |
メモリ | 64Gib(m4.4xlarge相当) | 208GB |
容量 | 100TB | 7.68TB(NVMe SSD)
42TBのS3互換ストレージ |
GPUオプション | なし | NVIDIA TESLA V100 GPU |
利用可能なリージョン
2018/11/26時点で利用可能なリージョンです
- US East (Virginia)
- US West (Oregon)
- US West (Northern California)
- GovCloud (US-West)
- EU (Ireland)
さいご
スペックを比較すると、CPUとメモリが強化、またSSDディスクが搭載され、より高速に処理が可能になっています。 データ移行ではなく、エッジコンピュートに特化したデバイスですね。ネットワークから断絶された環境で、機械学習などのエッジコンピュートでより活躍できるデバイスのようです。用途は限られそうですが、よりかゆいところに手が届くアップデートかなと思います。